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著者の本音

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インタビュー実施日:2008年2月21日(水)
場所:ラウンジ「エスタシオン カフェ」(渋谷マークシティ内)

今回のお客様は益永哲郎さん。
東京出張中の合間を縫ってのインタビュー。
終始にこやかに、優しいまなざしでインタビューに応じていただきました。このやさしさが、社員へ、お客様へ注がれ、益永社長の魅力のひとつとなっていることでしょう。
今回のインタビューでは、このやさしさに加え、経営トップとしての目標設定の大切さも教えていただきました。
益永社長、お忙しい所、ありがとうございました。

益永哲郎氏

益永哲郎氏 プロフィール
益茂証券株式会社 代表取締役。
http://www.masumo.co.jp/
昭和30年3月17日 福井県福井市に生まれる。
大学在学中に家業の益茂証券を継ぐことを決意。
大学を中退し、昔からお付き合いのある岡三証券に入社。
昭和59年に益茂証券に戻り、次々と営業所を開設。
平成15年より現職。
7年前よりはじめられた「ひらがな名前入り和歌」は
今では年間3,500枚以上もつくられるほど。

本は重みがあるものだと感じました

山崎:初めてお会いしたのに、初めて会った気がしないんです。この本は本当に益永社長の人柄が伝わってきますね。


益永:マンガということもあって非常に親しみやすかったんだと思います。私の他に登場される方の似顔絵もよく似ているんですよ。

山崎:出版のきっかけは、社員の方が「社長も本を出したら?」という言葉だったと書いてありましたが
益永:私が「ひらがな名前入り和歌」を作って葉書を出しているとことを皆知っていて、「社長も本を出したら?」という声があったんですが、初めは本気にしてなかったんです。それがやがて本気になってしまって(笑)

山崎:社員の方から出版を勧められて最終的に踏み切った理由は、何でしたか?

益永:1年ほど前に当社で出した「ゼロから始めるFX 外国為替証拠金取引」幻冬舎ルネッサンスブックス (2006/11)が結構、好評だったんです。FX(外国為替証拠金取引)ブームで全国の書店に並んでいるんですよ。私も出張に行くと時々、各地の本屋に寄ってみるんです。すると八重洲ブックセンターや丸善などの有名書店に平積みや面だしで並んでいたりしたんです。
FX(外国為替証拠金取引)ブームだから棚全部がFXの本で、何十冊もあるんです。その中で自分の会社が出した本が有名書店の目立つところに並んでいるのが、ひとつの感激なんですよね。
そういうのを目の当りにして感激だったのと、実際、東京、大阪、福岡などから問い合わせがあって口座を開設してくださった方もいらっしゃったんです。
それなので本を出すことは、広告と違った威力があると思ったんです。
広告はある意味お金さえ出せば誰でも出せますが、本を出すにはエネルギーが要るじゃないですか?その分、信用や責任も必要になる。本は重みがあるものだと感じました。

山崎:益永社長は本になるコンテンツをお持ちだったからですよね。
出版された後の反応は、いかがですか?


益永:「読みやすかった」、「一晩で読んだ」、「こんなに早く本を読み終わったことはない」と言った声を葉書やメールでいただきました。マンガだから読みやすかったのだと思います。読みやすいというのは良かったと思います。

山崎:もともと益永社長は、福井では有名でいらっしゃる。

益永:そんなことはありません。でもこの本を出したおかげで以前よりは知っていただけたかなと。そういう意味では出して良かったと思っています。
ひとつの手段ですからね、本を出すのも。もちろん自費出版ですから経費はかかっているんですが、今考えても正直良かったと思っています。

わずかながらドラマみたいなこともありました

山崎:企画から出版、店頭に並ぶまでのエピソードを教えていただけますか。

益永:昨年の9月の初めに「ゼロから始めるFX」でお世話になった地元福井の出版社、株式会社エーアンドエス(幻冬舎ルネッサンスのサテライトオフィスの役割)に話を持っていったんです。そこで最初に社員や取引先に配るのか、書店で売りたいのか聞かれたんです。店頭売りならそれなりに考えなくてはいけないですから。
そんなに売れないかも知れないけど書店で売りたいと伝えたら、「一度、検討したい」と言われたんです。
そうしたら2週間後にマンガにしましょうとの提案があったんです。マンガなら今の若い人も読むだろうと。私自身、マンガなんて思いもつかなかったんですが、話を聞いてそのアイデアは、良いなと思ってマンガで行こうと決めました。
しばらくして、より実物に近いようなものと今回採用したデフォルメしたものと2種類のマンガの案を持ってきたんです。デフォルメした方がマンガとしては面白いかなと思って、そちらを採用しました。

そのあと私はストーリーの元となるエピソードを送ったんです。岡三証券の営業をやっていた若かりし渋谷時代、営業所開設の金沢・小松時代の話、そして現在に続く福井での話を。それをエーアンドエスの編集の方がコマ割りしてくれたんです。ここにこういうセリフが入る、ここにこういう場面が入るって。それをデザイナーさんがマンガに仕上げていかれたのです。
今回実質3ヶ月で作成したので、デザイナーも大変だったみたいです。その人のブログに書いてあったのですけど、家にかえらないで机で寝て、起きてまた仕事してそんな3ヶ月だったそうで。本当にご苦労をおかけしたと思っています。
完成を急いだのには理由がありましてね。今年の1月11日に、この本にも出てい る矢部廣重社長のクオリティマネジメント主催の全国大会で講演することが決まっていたのです。これに間に合わせたい、ここで皆様に本の紹介したいと思っていました。デットラインが決まっていたので最後はバタバタで仕上げ、なんとか間に合わせることができました。

山崎:皆さんの想いが一冊になっているんですね。そういう意味でも皆さんの想い、益永社長の人柄が伝わってきますよね。益永社長の人徳ですよ。だから皆さん、そこまで協力してくれたんですよ。

益永:実は最後の最後の12月30日の、仕事納めの日になって、ある方の似顔絵が似ていないという話になったんですよ。
セリフの変更は何回かあったんですね。何回も途中で先方に送ってチェックを入れていただいてるんですよ。わたしも他の人は凄く似ているのに、その方の似顔絵だけは少し違うなと思っていたのです。
当然、そのまま出すわけにはいかないので修正しようとしたのですが、デザイナーの方はもう仕事が終わったんで県外に行かれていたんです。戻ってくるのは年明け。でも年明けでは、もう間に合わない。
それで最終的にエーアンドエスの社内の人に描いていただいたんです。

それを秘書の方に送ってもらい、例の方の了解をいただいたんです。
本当にギリギリだったんです。私は、一時はもうあきらめたんですね。そうしたらエーアンドエスの人が「ちょっと待ってください、社内でやってみます」って。そんな、わずかながらドラマみたいなこともありました。

それともうひとつ、大会の日、私は発表が午前中にあるので前泊だったんですけど、社員が当日、朝、福井から来て販売を手伝ってくれることになっていたんです。
それも当日の朝、本が福井の駅にギリギリ間に合うという段取りで。ですから100冊抱えて新幹線にのって持ってこなくてはならない。社員二人は、キャリアで引っ張ってこようと覚悟していたんですよ。でも、前日、宅配便で出すことができて、会場には、ギリギリ間に合って。おかげさまで会場では結構売れました。


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