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自分の名前って大切じゃないですか
山崎:この本の題名はどなたが考えたのですか?益永:出版社からの提案です。やはり専門ですからね。私が考える前に向こうがアイデアを持ってきまして、自称「ひらがな名前入り和歌」っていうのを毎日頭の中でこねくりまわして作っていますから、ちょうどいいかなと思ったんです。ただ最後に「。」が付いていたので「モーニング娘。のように『。』をうった方がいいんですか?」って聞いたんですよ。そうしたら「打ちましょう」ってことで。(笑)
山崎:「平成・進化論。」*1も「。」がついていますからね。
益永:言われてみればそうですね。
山崎:毎日「ひらがな名前入り和歌」を作るのも大変ですよね。
益永:毎日作っていますとパターン化されて慣れてきました。
山崎:この「ひらがな名前入り和歌」が生まれた過程を教えていただけますか。
益永:先程のクオリティマネジメント社のセミナーを受けたのです。そのセミナーでは相手様の名前を大切にするのです。
例えば、クオリティマネジメントさんで学んだのは名前の由来を考えることです。山崎さんであれば「山」はこういう意味です、「崎」はこういう意味です、と。全部の文字を分析してトータルでは山崎耐忍さんはこういう人柄を表していますと。
私が最初作っていたのは、こんな風に考えたんですよ。「『山』のようなるその姿」と漢字で入れたんですね。ただ漢字では応用がきかないんです。「山」は「山」でしか使えない。
ところがひらがなの場合「や」ですと、「やさしさ」とか「さわやか」とバリエーションがあるんですよ。
それで最初は漢字で作っていたのを「ひらがな」にしようと思ったんです。
本にも書いてありますが、日本人には「5・7・5・7・7」がしっくりくるんですよね。歌の歌詞も結構「5・7・5」が多いんですよね。日本人に合っているのですよね、川柳もそうですし、それで和歌にするといいかなと思って「ひらがな名前入り和歌」を作ったんですよ。それが始まりです。
山崎:ひらがなの優しさと、人の名前ですのでオリジナリティもあり、そして和歌というのは本当に日本人の心にしっくりきますよね。その3つをあわせた「ひらがな名前入り和歌」ってすごいものですね。
益永:誰にでもできるんです、やろうと思えば誰でもできるんです。だから皆さんにどんどんやっていただいて結構なんです。自分の名前って大切じゃないですか。中には「自分の名前が嫌い」という方もいるかもしれませんが。でも自分の名前というのは、例えば遠くから聞こえてきても反応するんですよね。小さな頃から幾万回と聞かされているでしょう、呼ばれているわけですから好き嫌いは別として特別な音だと思うんです、名前って。
ですから相手様の名前を入れるとご本人が葉書を捨てづらいんです。皆さんたくさん葉書とかDMが来るじゃないですか。取って置いたら増えるばっかりである程度で処分されると思うんです。ところが自分の名前が入っている和歌は処分しづらいんですよね。これがいいんですね。
山崎:益永社長からの葉書を大切に取って置く方も多いようですね。
益永:本当に取ってあるよとよく言われるんです。それはやはり、自分の名前だから取っているんですよね。他人の名前なら取っておきませんよ。やはり自分の名前だとゴミ箱に入れづらいんですよ。自分の名前を捨てるのは嫌じゃないですか。
自分の名刺を破られたら頭くるじゃないですか、やっぱり自分の名前はゴミ箱にすてづらいのかなって。
山崎:「ひらがな名前入り和歌」の葉書が本にもいくつか載っていますが、写真もきれいなものをお使いですよね。
益永:四季折々の花の写真、季節に合った写真を使わせていただいています。写真は総務の社員に任せているんですよ。
山崎:試行錯誤の結果、素晴らしい「ひらがな名前入り和歌」が生まれてきたんですね。
益永:2000年半ばから、こればっかりですよ。
山崎:毎年、数千枚の葉書を出されているんですよね
益永:昨年は3,500枚ぐらいです。作るのが大好きなんです。
例えば1度、お会いして名刺交換した方が、その後に新聞とかに載る、それを記事の内容を織り込みながら和歌を作る。
皆さん自分の記事は読まれているからわかるじゃないですか、だから自分の記事と自分の名前が入っているなぁとわかっていただけるんです。それが得意なところなんです。
山崎:だから皆さん、何枚貰っても大切にとってあるんですね。
益永:毎朝、誰か新聞に載っていないかな、テレビ、ラジオに出演していないかと注意しているんですよ。地元の番組だとよく出演されていることがあるんですよ。
山崎:日々、いろんなところにアンテナを張られているのですね。
10やって10成功する人はいない
山崎:本にも昔は、引っ込み思案だったとあります。でも私が益永社長のエピソードを読むかぎり行動力がある方だと思うのですが。益永:少しずつ行動的になってこれたのかなと思います。元々は引っ込み思案でおとなしい性格だったんです。今でもそういう部分はあるんですよ。でも昔と比べれば少しは行動的になったとは思います
山崎:コツコツ継続されるって凄いと思うんです。そしてなにより結果を出されている。 岡三証券の営業時代は全店表彰されたり、益茂証券に戻られてからは営業所も開設されたりしている。
益永:いや、失敗も山ほどあるんですよ。「3つの成功の裏には300の失敗がある」そんな感じですよ。
山崎:行動するから失敗もあるのではないでしょうか?
益永:成功されている方の本にありましたが、失敗の数がそれだけあるから成功があると書いてあった。10やって10成功する人はいない。 我々は5の成功を見て凄いなと思うんですよね。実はその何十倍も失敗している。
我々良い所だけしか見ないじゃないですか、最後の結果だけ見て、今の姿を見て凄いなと。でもその過程ではその何十倍、何百倍の失敗があると書いてある。成功者たちでもそうだと思うと心強くなるじゃないですか。
自分のことだと、どうしても失敗したことを思い悩む。失敗の方が成功したことよりも大きく見えてしまうわけで。
反対に他人の場合は成功していることが大きく見えてね、あの人凄いなと。
でもそれなりの数の失敗をしている。表に出ていないだけで。そう考えると納得して安心できます。
*1 「平成・進化論。」日本一の発行部数を誇る、ビジネス系メールマガジン。益永社長も私も毎日読んでいます。

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