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著者の本音

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TOP > 山見博康氏のページ
インタビュー実施日:2008年1月18日(水)
場所:山見インテグレーター株式会社 渋谷オフィス

今回のお客様は山見博康さん。
リラックスした雰囲気でのインタビューでした。
次から次へと名言が飛び出す山見さんに改めて教養の深さを感じました。「良書を徹底して読む」山見式読書法を取り入れていこうと思います。

岡野弘文氏

山見博康氏 プロフィール
山見インテグレーター株式会社 代表取締役
http://www.yico.co.jp/
バリューインテグレーター(価値統合家)
1945年福岡県飯塚市生まれ。
九州大学経済学部を卒業後、株式会社神戸製鋼所入社。
1979年より広報に15年間携わる。
神戸製鋼所時代には、広報部長や3度の海外駐在を経験。
ベンチャー企業、経営コンサルティング会社に在籍した後
2002年に独立。現在に至る。

広報に関する著作も多く、またセミナー講師としての経験も豊富。
池田敏子氏(池田書店創業者)とバスケットそして良書をこよなく愛す。
常に進化している御自身の証として、
2008年4月に「広報・PR実務ハンドブック」(日本能率協会マネジメントセンター)を、
2008年6月に「わかる!つかえる!広報活動のすべて」(PHP新書)を発売。

これで私は真人間になった

山崎:まずは山見さんの想いが復刻させた「人に好かれる法」とのエピソードを教えてください。

山見:30年前に「人に好かれる法」を手に入れたのです。昭和24年発刊の本ですが、これが私の原点。ずっと座右の書として持っていた。海外赴任をした時もずっと持っていた、世界中を旅した本です。これで私は真人間になった。(笑)

山崎:「人に好かれる法」は、60年前の本ですが、今読んでも十分通用する本ですね。

山見:素晴らしい本でしょう。 この本(人に好かれる法)を現代の人にも読ませたいという気持ちになって3年前にダイヤモンド社に提案したんですよ。そうしたらダイヤモンド社の人も読んで「これは素晴らしい」となって復刻が決まったのです。 時期的には準備期間もあるので1、2年後にしようと・・・・。

山崎:同時出版って面白いですよね。

山見:復刻本と解説本の組合せ。「人に好かれる法」の最後に「人に好かれる50ヵ条」というのがあるのですがこれをメルマガで解説し始めたんですよ。将来、ひょっとしたら本になるかな、と思いつつ。するとPRしたわけでもないのに、いろんな人から「山見さん、あれいいよ」と反響が出だしたんですよ。そうしたら気合が入るじゃないですか。1人でも読んでくれる方がいたらと思ってずっと書いていました。2006年の8月に2年かけて50ヵ条全部をようやく解説し終わったんですよ。
それをダイヤモンド社のベテラン編集者田村譲司さんに「実はこんなのができましたよ」と原稿にして渡したのです。メルマガを縦書きにして、もっともらしくして。
そうしたら田村さんが面白いと言って「人に好かれる法」と同時刊行になったのです。実は、それには裏話があります。田村さんはまず大学生のお嬢さんに最初の部分を読んでもらったところ、「とても面白いので続きを読ませて!」との好反応だったということで、同時出版を決心できたそうです。
「人に好かれる法」は元本を踏襲したデザインで、「だから嫌われる」は斬新に「好きと嫌い」をコンセプトにデザインしていただきました。 しかも、この2冊が書店で並ぶことを想定していて、清純で素敵なデザインにしあがり、とても気に入っています。こんな形の同時出版はダイヤモンド社始まって以来の由、そういう因縁のある本です。

単独だったら「人生の過ごし方」かなぁ

山崎:同時出版の反響はいかがでした?

山見:かなりのメディア、各業界紙に取り上げられました。いっぱい載りましたね。
だけど残念ながら「ベストセラー」とは“まだ”なっていません(笑)。いずれ良さがわかり、そうなると期待しています。中国から翻訳依頼もあるし・・・。
うれしいことに「だから嫌われる」はフジ住宅という大阪の東証一部上場会社の社長さんからダイヤモンド社に1,000部注文があったんですよ。全社員、950人に読ませるということで。私もお礼に行ったら、「自分は本好きで過去数千冊読んだ中の十指に入る」と。社員向けのコメントでも「この本を読むと人生が必ず開ける」と書いてあるのです。名誉極まりないですね。良いと言ってくださる人がおられるんだなと。
手前味噌ながらそんなに悪い本ではないと思うんですよ、前向きなタイトルにしたらもっと売れたかもしれませんね。

山崎:これがペアだとわかった人は「好き」「嫌い」ということでわかるんじゃないですか。

山見:「人に好かれる法」と一対なので、このタイトルになったんですが、単独だったら「人生の過ごし方」かなぁ。それに、ありがたいことに、先日韓国の出版社から翻訳依頼がありました。うまくいくと、中国と韓国でそれぞれ爆発するかも知れませんね。勝手な予感、いや願いですが・・・。

失敗もプラスに考えないと

山崎:「だから嫌われる」の各項目ごとに最後に締めの一文がありますね。

山見:あれは世の過ごし方、私の失敗談から出てきた言葉なんです。
例えば第四十一条「黙って自腹の切れる人」では「払ってやった」「してやった」だから嫌われる。
良く先輩面している人がいるでしょう周りに・・・。「払ってやった」とか良く聞きますよ。自分もそうだけど(笑)。「あいつにしてやったよ」なんて、優越感極まりない言葉でしょ。あまり気持ちの良い言葉ではないですね。人から「してもらった」っていうなら良いけど。
「払ったよ」で良いのに「払ってやった」「紹介してやった」「儲けさせてやった」って「てやった」をつけるでしょう。自分を優越させ、相手をさげすんでいる。これは響きの良くない言葉だね、だから嫌われる。
こういうこと言うと同時に態度にも出るからいけない。

山崎:そうですよね、謙虚な態度では言わないですよね。他にどんな言葉がお勧めですか?

山見:「見ザル 聞かザル しゃべりザル」いるでしょう、こういう人がいっぱい。
人のいうことを聞かないし、見ようともしない。
東照宮のサルは「見ザル 聞かザル 言わザル」は全て良い言葉ですよね。ところが最後を「しゃべりザル」にすると前の2つも悪い言葉になるから面白い。
「しゃべりザル」とは相手がしゃべりたいとすると、相手の時間を奪っていることになります。哲学者が書いているんですよ。「しゃべり過ぎは、相手の楽しみの時間を奪っている時間泥棒」だと。

「だから嫌われる」を書いていると自分も勉強になりました。自分も失敗ばかりしているけど、失敗をプラスに考えないと。成功ばかりすることは、ありえないのですから。
じっくり読んだ人は良い本だと言ってくれるのですけど、なかなか手に取ってくれないですよ。(笑)


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