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著者の本音

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TOP > 西野博道氏のページ
インタビュー実施日:2007年11月9日(金)
場所:愛宕東急イン

今回のお客さんは、「やずやのすべてを知る男」といわれた西野博道さん。
まさに「気さくな人柄」の西野さん。インタビュー当日も笑顔で迎えていただきました。
今年還暦を迎えられ、益々元気に活動されています。御多忙の中、東京出張の合間にインタビュー。
「やずや」と先代社長 矢頭宣男氏への想いが込められている本
やずや流経営法(2000/06)
「ワクワクドキドキ」やずや式少数盛栄術 未来館 (2006/03)
を中心にお話を伺いました。
宣男社長との出会いをきっかけに生まれ変わった西野さんの人生をお届けいたします。
尚、文中では「ワクワクドキドキ」やずや式少数盛栄術を「盛栄術」と表記しております。

西野博道氏

西野博道氏 プロフィール
やずやグループ 株式会社 未来館 代表取締役
http://www.miraikan.ne.jp/
1947年8月31日生まれ、福岡県出身
24歳でカラーテレビの修理業として独立。以後、設備会社、パソコン販売、パソコンスクール、求人情報誌の発行など事業を展開するも1億円の借金を抱える。
中小企業同友会の会合にて「やずや」の先代 矢頭宣男社長に出会い人生の転機を迎える。
「やずや」へのコンピュータシステム納入を機に「やずやの神輿」をかつぎ始める。
いつしか「やずやのすべてを知る男」と呼ばれ、「やずやグループ」を支えるキーパーソンとなる。1997年やずやグループ 九州自然館の立ち上げを経て2004年より現職。
現在は講演で全国を飛び回る傍ら、独自の「顧客ポートフォリオ理論」に関する本の出版に向け準備中。

矢頭宣男社長の功績を伝えたい

山崎:「やずや流経営法」は、自費出版でだされた本なんですよね

西野:そうです、それは先代の矢頭宣男社長が平成11年6月に無くなって、その1年後の一周忌に向けて出したんです。このままではいずれ宣男社長の功績が忘れられてしまうのではないかという危機感を持っていたんです。それで社内向けで出したんですね。平成11年と言えば「やずや」の年商がまだ60億円ぐらいのときですから、今後大きくなって社員が増えた時に使えれば良いかなと。
また先代社長にささげようと思って、「これで良いですか?」みたいな感じです。

山崎:もともとは西野さんが手帳にメモされていたことをもとに書かれたと聞きましたが。



西野:こういう手帳があるんですよ、1日1ページ、その日のことをいろいろ書いてあるんですよね。そのなかに宣男社長が言ったこともいろいろ書いていたんです。
この手帳が20年分ぐらいあるんですよ。1ヶ月1冊ですから相当ありますよね、12冊を20年ですからダンボールひと箱ぐらいあります。
山崎:社員向けということですが、どれくらい売れたのですか?

西野:3,000冊ぐらいです。社員、それからビジネスパートナーさん、といって 「やずや」と付き合いのある人に広まっていきました。宣伝はしていなかったんですけど私や現社長の美世子社長の口から広まっていきました。

山崎:インターネットで「やずや流経営法」を入手したくて探している方を見かけます。


西野:もう手に入らないですね。内容はほとんど「盛栄術」といっしょです。

山崎:「やずや流経営法」を出されて6年後に「盛栄術」を出されたいきさつをお話いただけますか。

西野:一緒に書いた山下眞理、本に出てくる「ブラブラ社員」なんですけど、二人で 話していたんですよ。私が今年60歳、彼女が来年で60歳、「還暦も近いんで、二人で本でも出そうかねぇ」と。私はもう本を書いていましたんで、「やずや流経営法」を少し整理して、それに山下の分を加えました。
どうせ出すのならお客さんに読んでもらえるのが良いねというのと、一般に通販を 行っている人も読める本にしたいねと話していました。

山崎:この2冊の違いをお話いただけますか?

西野:「やずや流経営法」は、社員向けなので目標や実績などの具体的な数字が 入っているんです。
一方、「盛栄術」は「やずや」のお客さんに読んで欲しくて山下眞理(ブラブラ社員)と「やずや」とは、こんな会社なんですよと紹介しています。
ですからマーケティングで通常使用する新規獲得という言葉を使っていません。お客さんが読んで「何だ、我々獲得されているのか? 」と不快に思われるような表現は変えてあるんですよ。「やずや」の本当の気持ちが伝われば良いなと思っています。

しゃべって真似されることはノウハウではない

山崎:西野さんは「やずやのすべてを知る男」と言われていますが、その「やずや」のすべてを知っている人間が「やずや」のことを本に書いたことで、どういう反響がありましたか。

西野:「やずやのすべてを知る男」というのは、私が言ったわけではないんですよ(笑)。誰かが言ったのが広まったんですよ。
やずや流経営法」を書いたときは、私もまだ現場で部長をやっていましたから、講演は断っていたんですよ。「盛栄術」は、未来館で出したので、これを出してからは、講演をお受けするようになってきたのです。

山崎:確かに、「やずや」の経営方法、手法、成長の軌跡が惜しみなく書いてあるのですが、その辺の話は社内だけに留めておこうということは無かったのでしょうか?


図を描いて説明する平野さん
西野:宣男社長が言っていたんです。
しゃべって真似されるようなものはノウハウではないんだ、しゃべって真似されないことをつくりあげないといけない。しゃべったら、そのとおりやれば良いようなことを言うのは秘密でもないし、いずれは、知れ渡る。そんなことは隠す必要はない。」
もともと宣男社長が、無くなる2年前に「すずめの学校」という10人から20人規模の勉強会を毎月、主催していたんですね。こうやったらうまくいったよ、こうやったらうまくいかなったよとか。その当時まだ「やずや」は年商20億円で、どうやって20億円となったのかと話をしていたんですよ。
それの延長線上なんですよね。それで今度、会社もつくったんですよ。株式会社「すずめの学校」って。

山崎:もう活動されているのですか?

西野:今は福岡でレストランを一軒経営しています。「すずめの学校」のひとつの事業としてレストラン事業があるんですよね。レストランですから食事を出すのですが、食を通じて、お客さんも学ぶし我々も学んでいこうと。
始めて一ヶ月くらいですかね、今はまだ、産みの苦しみの段階です。

山崎:それは「やずや」本体からプロジェクト的に発生したものなのですか。


西野:いいえ、「やずや」の関連事業は全て美世子社長の個人出資です。個人で出しているので親会社、子会社ではありませんが、「やずや」の思いで繋がっている。

山崎:今、グループで何社ぐらいですか、

西野:7社ぐらいですかね

30億円ぐらいが一番面白い

山崎:「やずやグループ」には、1,000億円構想があるそうですが

西野:もともと、宣男社長が平成8年に1,000億円グループ構想を出したんですよ。1社で1,000億円やろうとしたんではなく、30億円規模の会社を35社作ろうと。だから今から35人の経営者を作るんだといっていたんですよね。

山崎:人づくりも平行しておこなっていたんですね。

西野:その当時27億円で、もう少しで30億円が見えていましたので、ああ30億円規模の会社はそんなに難しくないんだと。そういう思いのある人に勉強してもらいたかったので「すずめの学校」をやっていたんですけどね。35人の経営者の方に1,000万とか2,000万出資してあげて立ち上げていく、それで35社で1,000億円のグループ企業にしようと。
ですから、「やずや」が今みたいに単独で何百億円まで行くのは望んでいなかったんですよね。宣男社長は「30億円ぐらいが一番面白いんだ」と言っていました。

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